お風呂にはさまざまなメリットがある

お風呂の目的は身体を温めて疲れを癒すことにあります。身体が冷えていると交感神経が優位に働き、心が緊張しやすくなります。ゆっくりとお風呂に浸かると、ぐっすり眠れるという人は多いですが、これは温浴作用によって副交感神経が優位になるためです。時間をかけて身体を温めることにより、血液の循環もよくなります。すると血液が細胞に栄養・酸素を届ける効率が向上し、身体を健康に導くことができます。 健康になると心も強くなるので、ストレスを溜め込みにくい体質になれるわけです。お風呂に浸かる時間に明確に決まりはありませんが、ストレス解消を目的とするなら20～30分程度かけて入浴するのがよいと言われています。のぼせない程度の湯温に調整し、ゆっくりと心身を癒してください。

ひとりで入浴してストレス解消を

大人数でお風呂に入るという家庭は少なくありませんが、ストレス解消を目的とするなら自分ひとりでの入浴をおすすめします。この状態は完全なるプライベートタイムであり、誰からも邪魔されません。お風呂に浸かりながら浴室テレビを見たり、考えごとをしたり、心を無にしてみたり、いろいろな楽しみ方があります。 お風呂でストレス解消をするポイントは、入浴中に嫌な出来事について一切考えないことです。お風呂は身体を温めて免疫力を強化するために役立ちますが、同時に自律神経を安定させて心をリラックスさせる目的もあるのです。嫌なことを考えると交感神経が優位になり、また睡眠の質を悪化させることになりかねません。お風呂に浸かるときは時間を忘れて、心を癒すことに集中してください。